2021年1月26日火曜日

症例6 14年ぶりに骨密度を測定した72歳の女性

 



14年前に当院で骨密度の検査をしております。
 それと比べるとさすがに14年経ち骨密度は低下しました。
 現在、骨密度は70%に近く、診断基準では骨粗鬆症に近いのですが、バランス、握力ともに十分で身体機能が素晴らしいので骨粗鬆症の薬の内服はもう少し様子をみてからとしました。
 運動は60歳になってからヨガを始めたとのこと。
 このご年齢で身体の反りが25cmあるというのは素晴らしですね。
 握力が70歳を超えて平均が20以上あるというのは大変良いことと思います。
 ただし、これ以上、骨密度が下がるようなことがあれば、骨粗鬆症の薬を内服した方が良いと考えています。

註)骨粗鬆症の治療は非常に幅があります。
 これが正解でこれが不正解、というものは、あまりありません。
 どうもこの薬は合わない、という方もいらっしゃる。
 また、薬は好きではない、とか、たくさんいろいろな薬を飲んでいて、これ以上はもう飲まれない、という方もいる。
 ここにあるのは一つの参考例と思っていただけたら、と思います。

 また、ここにお示しした症例は個人の特定を避けるための処理もしております。



骨粗鬆症 当院ではこう診る 目次


症例2 81歳女性 私の母です



症例6 14年ぶりに骨密度を測定した72歳の女性

症例7 骨粗鬆症治療薬が効を奏したケース

症例8 運動を積極的にされる79歳の女性 身体機能がすばらしい

症例9 骨粗鬆症の薬を使い分け、骨密度を維持している81歳女性

症例10 骨密度が下がっている80歳 女性 12年間のデータ

症例11 当院での骨粗鬆症診療の実際 動画で(令和2年5月16日)
 大学時代に全国大会(インカレ)に出場したことのある76歳女性

症例12 90歳でありながら非常に元気な女性 
     十分な筋力と食の太さこそが長寿の秘訣 





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